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最高裁判決について考えてみる久々の第11弾です(・∀・)ノ

先日にゃんたろうさんから頂いたコメントにもありましたように、今日3.3には名古屋高裁からの上告で最高裁第三小法廷、そして3月6日には広島高裁松江支部からの上告で最高裁第ニ小法廷で過払い金請求に関する審理が行われるという事ですので、久々にこの「最高裁判決について考えてみる」というシリーズを書いてみました。

ちなみに、にゃんたろうさんからの情報によりますとこの2つの上告審はどちらもプロミスに対する過払い金請求案件での上告審だそうです。

今回紹介する最高裁判決は2009.1.22最高裁第一小法廷で下された判決になります、これ上告したのはアホ業者の方で確か東日本信販だったと思います、判決の内容は皆さんも当然ご存知のように過払い金返還請求権不当利得金返還請求権)の消滅時効に関して時効起算日を取引終了時(最終取引日ではなく契約終了時=解約日)から起算するとしたものです。

平成21年1月22日最高裁判所第一小法廷判決(判例)

概要

基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引に係る弁済金のうち利息制限法(平成18年法律第115号による改正前のもの。以下同じ。)1条1項所定の利息の制限額を超えて利息として支払われた部分を元本に充当すると,過払い金が発生していると主張して,不当利得返還請求権に基づき,その支払いを求める事案において、過払い金の発生時からそれぞれ個別に時効が進行するのか(「個別進行説」)、それとも最終取引日まで時効は進行しないのか(一個説)、という不当利息返還請求権の消滅時効の起算点が争われた事案であります。

判決要旨

「基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引においては,同取引継続中は過払金充当合意が法律上の障害となるというべきであり,過払い金返還請求権の行使を妨げるものと解するのが相当である」
と判示し、過払い金返還請求権の消滅時効の起算点は契約終了時であるとした。

本判決の意義

過払い金返還請求において、個別進行説を執拗に主張する一部業者の主張が完全に排斥された事になり、今後、過払い金返還の訴訟提起をしなければ一個説を認めなかった業者の対応が変わってくる可能性も多少なりに期待出来る。

判決全文

1.本件は,被上告人が,貸金業者である上告人に対し,基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引に係る弁済金のうち利息制限法(平成18年法律第115号による改正前のもの。以下同じ。)1条1項所定の利息の制限額を超えて利息として支払われた部分を元本に充当すると,過払い金が発生していると主張して,不当利得返還請求権に基づき,その支払を求める事案である。

上告人は,上記不当利得返還請求権の一部については,過払い金の発生時から10年が経過し,消滅時効が完成していると主張して,これを援用した。

2.原審の適法に確定した事実関係の概要は,次のとおりである。
貸主である上告人と借主である被上告人は,1個の基本契約に基づき,第1審判決別紙「法定金利計算書⑧」の「借入金額」欄及び「弁済額」欄記載のとおり,昭和57年8月10日から平成17年3月2日にかけて,継続的に借入れと返済を繰り返す金銭消費貸借取引を行った。
上記の借入れは,借入金の残元金が一定額となる限度で繰り返し行われ,また,上記の返済は,借入金債務の残額の合計を基準として各回の最低返済額を設定して毎月行われるものであった。
上記基本契約は,基本契約に基づく借入金債務につき利息制限法1条1項所定の利息の制限額を超える利息の弁済により過払い金が発生した場合には,弁済当時他の借入金債務が存在しなければ上記過払い金をその後に発生する新たな借入金債務に充当する旨の合意(以下「過払金充当合意」という。)を含むものであった。

3. このような過払金充当合意においては,新たな借入金債務の発生が見込まれる限り,過払い金を同債務に充当することとし,借主が過払い金に係る不当利得返還請求権(以下「過払い金返還請求権」という。)を行使することは通常想定されていないものというべきである。したがって,一般に,過払金充当合意には,借主は基本契約に基づく新たな借入金債務の発生が見込まれなくなった時点,すなわち,基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引が終了した時点で過払い金が存在していればその返還請求権を行使することとし,それまでは過払い金が発生してもその都度その返還を請求することはせず,これをそのままその後に発生する新たな借入金債務への充当の用に供するという趣旨が含まれているものと解するのが相当である。そうすると,過払金充当合意を含む基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引においては,同取引継続中は過払金充当合意が法律上の障害となるというべきであり,過払い金返還請求権の行使を妨げるものと解するのが相当である。

借主は,基本契約に基づく借入れを継続する義務を負うものではないので,一方的に基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引を終了させ,その時点において存在する過払い金の返還を請求することができるが,それをもって過払い金発生時からその返還請求権の消滅時効が進行すると解することは,借主に対し,過払い金が発生すればその返還請求権の消滅時効期間経過前に貸主との間の継続的な金銭消費貸借取引を終了させることを求めるに等しく,過払金充当合意を含む基本契約の趣旨に反することとなるから,そのように解することはできない(最高裁平成17年(受)第844号同19年4月24日第三小法廷判決・民集61巻3号1073頁,最高裁平成17年(受)第1519号同19年6月7日第一小法廷判決・裁判集民事224号479頁参照)

したがって,過払金充当合意を含む基本契約に基づく継続的な金銭消費貸借取引においては,同取引により発生した過払い金返還請求権の消滅時効は,過払い金返還請求権の行使について上記内容と異なる合意が存在するなど特段の事情がない限り,同取引が終了した時点から進行するものと解するのが相当である。
 
4.これを本件についてみるに,前記事実関係によれば,本件において前記特段の事情があったことはうかがわれず,上告人と被上告人の間において継続的な金銭消費貸借取引がされていたのは昭和57年8月10日から平成17年3月2日までであったというのであるから,上記消滅時効期間が経過する前に本件訴えが提起されたことが明らかであり,上記消滅時効は完成していない。

以上によれば,原審の判断は結論において是認することができる。論旨は採用することができない。

よって,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり判決する。 (裁判長裁判官泉徳治裁判官甲斐中辰夫裁判官涌井紀夫裁判官宮川光治裁判官櫻井龍子)

という事で判決全文を読んで頂ければ理解出来るように、過払い金返還請求権の行使に行使に関しての障害の問題や過払金充当合意という点から鑑みても、この判決内容で示されている通りに、過払い金返還請求権の時効起算点はその取引の終了時(これ判断が分かれる所なのかも知れませんが、俺は契約終了時という風に理解しています)から起算するという事を示しているという事になると思います

まぁ、これは過払い金請求訴訟を行っている者で過払い金請求権の時効起算日に関して争っていたような者にとっては神判決という事になりますね、これにより消費者金融大手の株価はあらら…という事にもなりましたしねw

この最高裁判決の中でも何度も繰り返し引用されている、過払金充当合意、この言葉が今回の最高裁1.22では大きなキーワードになっていますね、まぁこれある意味では当然の事を最高裁は示しているだけなんですけどね、後は3.3そして3.6に最高裁で行われる審理の結果如何によっては、にゃんたろうさんもコメントして下さったように大法廷での審理を行う事になる可能性もあるかも知れませんね…

先日の3.3の最高裁第二小法廷で審理された過払い金返還請求権の消滅時効の時効起算点に関してはこの最高裁1.22と同様に時効の起算点は契約終了時から起算されるという事になったようですね、非常にめでたい事ですね後は最高裁3.6の審理でこの消滅時効の問題に関してはとどめという事になれば本当に良いんですけどね…

と、まぁ、もう少し詳しく書きたいのですが時間が無くなってしまったので、また夜にでも多少なり加筆します(`・ω・´)ノ

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» 本日最高裁判決
ルパンさん、みなさん、こんばんは。

今日の判決でも1月22日の判決にそって、時効は
契約終了時となりました。(破棄自判)
これで残りは第2小法廷だけになりましたが、1月18日判決をしたところなので、今回はどんな判決をしてくるのか…


P.S 今日の裁判でも一人の判事が時効は過払い金発生時と主張したのですが総選挙のときは罷免に投票してやります。(単細胞ですみません)
でも実際には今まで罷免された例はないそうです。
にゃんたろう 2009/03/03(Tue)20:24:47 編集
» Re:本日最高裁判決
にゃんたろうさん、こんばんは。
最近いつもの事ながらコメントへの返信が遅くなってしまいまして、すいません…
もう既に結果は出ていますし過払いブログ内で紹介もさせて頂きましたが、最高裁では全ての小法廷で過払い金返還請求権の時効起算日は取引終了時(一定の条件はありますが)からという判断になりましたね。
まぁ、これはある意味当然の判断をしたのだと私は思いますが、それでも最高裁判事でこの過払い金返還請求権の時効起算を個別進行であると判断したい奴がいましたか…消費者保護とか信義即とか公序良俗とかいう概念は無いんですかね???
利息制限法の立法主旨から鑑みてもあり得ない様な気がするんですけどね。
少々右よりな私も総選挙の際には今後の司法の為にも及ばずながらお力添えしたいと思います…
(最近は過払い金請求という言葉や行為もだいぶ一般の目に触れるようになって来ていますからね、消費者馬鹿にした法解釈しているとどうなるか分からななって来ていますよねw期待してみましょうw)
2009/03/11 02:50
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